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【おすすめ本5選】国立歴史民俗博物館「陰陽師とは何者か-うらない、まじない、こよみをつくる-」がもっと楽しめる!

2023/09/27公開
【おすすめ本5選】国立歴史民俗博物館「陰陽師とは何者か-うらない、まじない、こよみをつくる-」がもっと楽しめる!

国立歴史民俗博物館で開催予定の企画展「陰陽師とは何者か-うらない、まじない、こよみをつくる-(2023年10月3日~12月10日)」をもっと楽しめる!

陰陽師とはどのような存在だったのか。時代とともに移り変わってゆくイメージを追うことで、陰陽師の実像に迫ります。

特別展の前後に読みたい5冊を、CUMAGUS編集部が独自にピックアップしてご紹介します!


企画展「陰陽師とは何者か-うらない、まじない、こよみをつくる-」詳細はこちら


 

本日ご紹介するのは、こちらの5冊です!


①  安倍晴明の一千年 「晴明現象」を読む(法蔵館文庫)田中貴子

②  陰陽道と平安京 安倍晴明の世界(淡交社)川合章子

③  呪術と学術の東アジア 陰陽道研究の継承と展望(勉誠出版)陰陽道史研究の会

④  跋扈する怨霊 祟りと鎮魂の日本史(吉川弘文館 歴史文化ライブラリー)山田雄司

⑤  日本人ときつね 怪異・きつね百物語(雄山閣)笹間良彦


 

①  安倍晴明の一千年 「晴明現象」を読む(法蔵館文庫)田中貴子

著者名:田中貴子(著)

出版社名:法蔵館

定価:1,320円 (本体1,200円+税)

文庫判:250ページ

【陰陽師・安倍晴明はいかにして誕生したのか】

怨霊都市平安京を護るスーパー陰陽師・安倍晴明。そのイメージはいかにして誕生したのか。平安時代に一官人として生きた晴明が、時代と世相にあわせて変貌し続ける「晴明現象」を追い、晴明に託された人々の思いを探る好著。(法蔵館HPより)

 

②  陰陽道と平安京 安倍晴明の世界(淡交社)川合章子


著者名:川合章子(著)

出版社名:淡交社

定価:1,650円 (本体1,500円+税)

A5判:128ページ

【安倍晴明と陰陽道の史跡を徹底ガイド】

桓武天皇が作った都・平安京に込められた意味とは? 陰陽師の眼から平安京を見つめなおし、鬼門、神門と方位等の関係をイラストや図を使って解説。安倍晴明と陰陽道の史跡を徹底ガイドする平安京探訪の決定版。(淡交社HPより)

 

③  呪術と学術の東アジア 陰陽道研究の継承と展望(勉誠出版)陰陽道史研究の会

著者名:陰陽道史研究の会(編)

出版社名:勉誠出版

定価:3,300円 (本体3,000円+税)

A5判:272ページ

【呪術、学問としての陰陽道研究】

災いや病の原因を探り、まじないや呪術で不祥を避ける......生きる上での普遍的な課題に対する知恵であり、人々の生活に密接に関わる文化であった陰陽道。朝廷や幕府など各時代の権力者と密接に結び付きつつも、地方や民衆間にも広く伝播し、日本文化史に大きな影響を与えた陰陽道はどのように発展していったのか。

呪術として、学術として、また東アジアにおける位置付けなど、多角的な視点により、深化、活性化していく陰陽道史研究の動向を追う。(勉誠出版HPより)

 

④  跋扈する怨霊 祟りと鎮魂の日本史(吉川弘文館 歴史文化ライブラリー)山田雄司


著者名:山田雄司(著)

出版社名:吉川弘文館

定価:1,870円 (本体1,700円+税)

四六判:208ページ

【長屋王、菅原道真、平将門、崇徳院…。災いなすものたちの系譜を探る。彼らはなぜ怨霊となって祟るのか!】

天然痘を流行させた長屋王、内裏に雷を落した菅原道真、大火災を起した崇徳院…。非業の死を遂げた人物は怨霊となり祟りや災いを起こすとして畏れられ、為政者は怨霊を丁寧に祀り、鎮撫した。虚実とりまぜて論じられがちな怨霊の創出と鎮魂の実態を実際の史料に基づいて辿り、霊魂観・神概念の変遷にも注意しながら怨霊を時代の中に位置づける。(吉川弘文館HPより)

 

⑤  日本人ときつね 怪異・きつね百物語(雄山閣)笹間良彦

著者名:笹間良彦(著)

出版社名:雄山閣

定価:3,300円 (本体3,000円+税)

A5判:272ページ

【安倍晴明は「狐の子」? 陰陽師とも縁深い、きつねの怪しいものがたり】

陰陽師、安倍保名(あべのやすな)に助けられた狐は、若い娘に化けて彼の妻となり男の子を授かりました。

しかしこの子が7つのとき、正体を見られてしまいます。夫と子のもとに居られなくなった狐は、和歌をひとつ残して森へと立ち去っていきました。この子供こそ後の安倍晴明であり、彼の不思議な力は母狐の加護によるものである……「信太の狐」「葛の葉」として知られる清明誕生のエピソードをはじめ、占いや呪術に使われる「管狐(くだぎつね)」や「オサキ狐」、敵役には「九尾の狐・玉藻の前」など、陰陽師を題材とする作品には様々な「きつね」が登場します。

人に化け、人に交わり、人に憑く……民話や伝説、文学作品などに登場するあやしげな姿を集めた「きつね百物語」。神からあやかしまで、バリエーション豊富なきつね像。日本人の想像力に驚かされる1冊です。(CUMAGUS編集部)

 

陰陽道とその歴史に触れる5冊、いかがでしたか?

企画展「陰陽師とは何者か-うらない、まじない、こよみをつくる-」は、10月3日~12月10日まで開催です。


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