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【おすすめ本5選】泉屋博古館「青銅器になった動物たち」をもっと楽しめる!

2023/12/07公開
【おすすめ本5選】泉屋博古館「青銅器になった動物たち」をもっと楽しめる!

泉屋博古館で開催中の特集展示「青銅器になった動物たち(2023年9月9日~12月10日)」をもっと楽しめる!

世界有数の中国古代青銅器コレクションをもつ泉屋博古館。泉屋博古館と京都市動物園のコラボレーションによる展示が開催されるこの機会に、動物学と考古学から中国古代青銅器の魅力に触れてみませんか。

特集展示の前後に読みたい5冊を、CUMAGUS編集部が独自にピックアップしてご紹介します!


特集展示「青銅器になった動物たち」詳細はこちら

https:// CUMAGUS特別展記事リンク

 

本日ご紹介するのは、こちらの5冊です!

①  泉屋博古館 名品選99(青幻舎)福島慶道 著

②  太古の奇想と超絶技巧 中国青銅器入門 (とんぼの本) 山本 堯 著

③  中国の歴史2 都市国家から中華へ 殷周 春秋戦国 (講談社学術文庫) 平勢 隆郎 著

④  殷 - 中国史最古の王朝 (中公新書) 落合 淳思 著

⑤  中国文化百華5 しじまに生きる野生動物たち(農山漁村文化協会)今泉忠明 著

 

①  泉屋博古館 名品選99(青幻舎)福島慶道 著

著者名:福島慶道(著)

出版社名:青幻舎

定価:2,200円 (本体2,000円+税)

A5判:264ページ

【美を求め、美を還す―】

明治大正の名だたる「実業界の数寄者」のなかで、その品格で一目置かれた住友家15代当主・住友春翠。春翠の美意識と審美眼が選んだ、美しきものたちが集う泉屋博古館。

住友家15代当主・住友春翠は、住友のトップとして多忙な身でありながら、茶の湯や能に親しみ、文人趣味に傾倒する一方で西洋の生活様式を実践しました。そして鉱山業を原点とする住友らしく、中国古代青銅器の世界有数のコレクションをつくりあげた春翠は、つねに自国文化の発展を願い、収集品の公開や芸術家への支援を惜しみなく行いました。本書は春翠を中心とした住友家ゆかりの、国宝2点、重要文化財19点、重要美術品60点を含む約3500件の「泉屋博古館コレクション」から99点を厳選し、由来とともにその魅力を紹介するものです。(青幻舎HPより)

 

②  太古の奇想と超絶技巧 中国青銅器入門 (とんぼの本) 山本 堯 著

著者名:山本 堯(著)

出版社名:新潮社

定価:2,200円 (本体2,000円+税)

B5判:127ページ

【青銅器の世界へ】

三千年ほど前の中国で、祖先をまつる儀式用の特別な器としてつくられた青銅器の数々。その形は時代を超える愛らしさとシャープさを兼ね備え、文様では謎の怪獣・饕餮(とうてつ)がにらみをきかす。鋳込まれた金文は漢字の祖先にして、天命のゆくえも記されている。見るほどに仰天し、知るほどに面白い、無辺の青銅器世界へのいざない。(新潮社HPより)

 

③  中国の歴史2 都市国家から中華へ 殷周 春秋戦国 (講談社学術文庫) 平勢 隆郎 著

著者名:平勢 隆郎(著)

出版社名:講談社

定価:1,705円 (本体1,550円+税)

A6判:536ページ

【日本における中国研究の蓄積と成果を結集した通史】

第2巻では、夏・殷・周の三代の王朝と、春秋戦国時代を扱う。司馬遷の『史記』などに語られる歴史は、すべてが確かな「事実」なのだろうか。後代の建て前や常識に縛られ、架空の「事実」を盛り込まれた史書や注釈書の中から、ほんとうの「事実」を探り出す道筋を示す。夏殷周三代の王朝や、戦国時代の領域国家は、新石器時代以来の文化地域を母体として成立しており、いまだ『史記』で語られるような「天下」を成してはいなかったのである。紀元前1023年、大国・殷を滅ぼした周は、青銅器に文字を鋳込む技術を殷から継承し、独占してそれを権威とした。しかし、その周も前8世紀には東西に分裂してやがて滅ぶ。つづく春秋時代も、それまでと同じく文化地域ごとに大国が小国を率いた時代だったが、漢字が周以外の大国の地域にも根づいていく。そして、大国が小国を滅ぼして官僚を派遣し、中央と地方を結ぶ文書行政が開始され、それを支える律令が整備されたのが、戦国時代だった。(講談社HPより)

 

④  殷 - 中国史最古の王朝 (中公新書) 落合 淳思 著

著者名:落合 淳思(著)

出版社名:中央公論社

定価:968円 (本体880円+税)

新書判:272ページ

【中国四千年の歴史】

殷王朝は、今から三〇〇〇年以上も前に中国に実在した王朝である。酒池肉林に耽る紂王の伝説など、多くの逸話が残されているが、これらは『史記』をはじめとする後世の史書の創作である。いまだ謎多き殷王朝の実像を知るには、同時代資料である甲骨文字を読み解かねばならない。本書は、膨大な数にのぼる甲骨文字から、殷王朝の軍事や祭祀、王の系譜、支配体制と統治の手法などを再現し、解明したものである。(中央公論社HPより)

 

⑤  中国文化百華5 しじまに生きる野生動物たち(農山漁村文化協会)今泉忠明 著

著者名:今泉忠明(著)

出版社名:農山漁村文化協会

定価:3,353円 (本体3,049円+税)

A5判:208ページ

【野生を捨てて人と生きるか、絶滅の道をたどるか。】

トラ、パンダからアルガリ、シフゾウまで、高山・砂漠・密林・凍土などの多様な地理条件に棲む60種の生態と運命から、人と自然の相克が浮かび上がる。写真多数。(農山漁村文化協会HPより)


 

中国古代青銅器の魅力に触れる5冊、いかがでしたか?

特集展示「青銅器になった動物たち」は、9月9日~12月10日まで開催です。

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