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プラネタリウムからレトロ風景まで楽しめる!府中市郷土の森博物館の豆知識5選!

2023/10/16公開
プラネタリウムからレトロ風景まで楽しめる!府中市郷土の森博物館の豆知識5選!

府中市にある府中市郷土の森博物館は屋内展示・屋外展示・プラネタリウム(現在は改修工事中)と三者三様の欲張りな楽しみ方ができる博物館です。敷地面積は約14ヘクタールで、庭園内では、季節ごとにウメ・アジサイ・ロウバイ・ハギなどが見ごろを迎えます。元来、府中市は武蔵国の国府という中心地であったため遺跡が多く、それら市内遺跡からの出土品も多く展示しており、見どころがたくさんあります。

そんなみどころ満載な博物館において、特におススメしたい展示物を5点ご紹介します。

 

 

豆知識1

ヒガンバナが見ごろ!

現在、遅めに咲き始めたヒガンバナが見ごろを迎えています。綺麗に咲いている場所は、園内南側の大階段上の梅園エリアです。ヒガンバナは開花してから色褪せるまで非常に早いので、開花状況をお確かめの上、足を運んでみては。

 

豆知識2

郷愁に誘われる…江戸時代から昭和初期の建物8棟を移築・復元!

8棟の中でも旧田中家住宅をご紹介。

明治時代になると、明治天皇自ら日本各地へ視察に赴くようになります。その際に天皇が宿泊したり昼食をとったりした場所を行在所といい、多くは地域の名望家の住居があてられました。

当館園内にある旧田中家住宅は、旧甲州街道沿いにあった大きな商家(大店)で、明治天皇が府中近辺を訪れた際は行在所として使用されました。一時は国の文化財に指定されますが、戦後の文化財指定解除後、建物の老朽化等によって天皇が泊まった部屋(御座所)以外が取り壊されてしまいました。当館へ移築する際、明治時代の図面や写真等を元に復元されました。

 

豆知識3

府中(フチュウ)の名前の付いた小惑星がある!?

2023年4月13日は小惑星ムサシフチュウが誕生して6周年の記念日です。

小惑星「ムサシフチュウ」は、私たちの住む地球と同じく太陽のまわりを回る、太陽系の天体の一つです。直径約2.7kmの小さな天体で、火星と木星の間にあり、約3年4か月をかけて太陽のまわりを一周しています。日本スペースガード協会が2000(平成12)年8月に「うお座」付近を観測中に発見しました。

 

豆知識4

誰もが一度は聴いたことのある歌を作詞!村野四郎記念館

「ぶんぶんぶん」や「巣立ちの歌」などの作詞でも知られる現代詩人・村野四郎氏は、多磨村上染谷(現府中市白糸台)の出身です。旧府中尋常高等小学校内に設けられた記念館では、愛用品や府中にかかわる氏の作品を紹介しています。

 

豆知識5

謎のティラノサウルスの巨大模型を発見!

広場の近くに唐突に現れるティラノサウルス。郷土の森博物館では、過去に何度か恐竜展を開催しました。その縁もあり、国立科学博物館より寄贈された模型だそうです。ちなみに、府中では恐竜の化石は発見されたことはないそう。



 

これら豆知識の他にも見どころがたくさんある郷土の森博物館。歴史を学ぶもよし、家族やカップルで散策に足を運ぶもよし、様々な楽しみ方をしてみてください。

 

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府中市郷土の森博物館

〒183-0026 東京都府中市南町6-32

代表電話:042-368-7921

開館時間:9時~17時(入場は16時まで)

公式ホームページ:

 

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