みんなのための博物館観光キューレーションサイト
CUMAGUS

【おすすめ本5選】佐賀県立博物館「さがヲほる―佐賀県発掘成果速報展2023―」をもっと楽しめる!

2023/07/13公開
【おすすめ本5選】佐賀県立博物館「さがヲほる―佐賀県発掘成果速報展2023―」をもっと楽しめる!

佐賀県立博物館で開催中の特別展「さがヲほる―佐賀県発掘成果速報展2023―(2023年6月29日~7月30日)」をもっと楽しめる!

特別展の前後に読みたい5冊を、CUMAGUS編集部が独自にピックアップしてご紹介します!

特別展「さがヲほる―佐賀県発掘成果速報展2023―」詳細はこちら



 

本日ご紹介するのは、こちらの5冊です!

①  邪馬台国時代のクニの都 吉野ヶ里遺跡 (新泉社 シリーズ「遺跡を学ぶ」115)七田忠昭

②  邪馬台国論争の新視点 遺跡が示す九州説【増補版】(雄山閣)片岡宏二

③  山岳信仰 - 日本文化の根底を探る (中公新書)鈴木正崇

④  戦国の肥前と龍造寺隆信(宮帯出版社)川副義敦

⑤  鍋島直茂 (シリーズ・実像に迫る4 戎光祥出版)岩松要輔 (著)黒田基樹 (監修)

 

①  邪馬台国時代のクニの都 吉野ヶ里遺跡 (新泉社 シリーズ「遺跡を学ぶ」115)七田忠昭


著者名:七田忠昭(著)

出版社名: 新泉社

定価:1,760円 (本体1,600円+税)

A5判:96ページ

【吉野ヶ里遺跡と邪馬台国】

大発見以来、卑弥呼の住んだ宮都かと話題になってきた吉野ヶ里遺跡。一時期の喧噪が終息したいま、あらためて集落の成立から拡大、終焉までの展開をくわしく追究し、「倭人伝」記事との対照、中国城郭の影響などの検討をとおして、邪馬台国時代のクニの都であると論じる。(新泉社HPより)

 

②  邪馬台国論争の新視点 遺跡が示す九州説【増補版】(雄山閣)片岡宏二


著者名:片岡宏二(著)

出版社名: 雄山閣

定価:2,640円 (本体2,400円+税)

A5判:210ページ

ISBNコード:9784639026907

【『魏志』倭人伝の方位と距離の記述は誤りではなかった!実在の遺跡から、その真実が見えてきた!】

考古学発掘調査の成果をもとに、先人たちを悩ませてきた『魏志』倭人伝の方位と距離の謎を解き明かし、具体的な遺跡から邪馬台国時代のクニグニの実像にせまる。(雄山閣HPより)

 

③  山岳信仰 - 日本文化の根底を探る (中公新書)鈴木正崇


著者名:鈴木正崇(著)

出版社名: 中央公論社

定価:968円 (本体879円+税)

新書判:320ページ

長年、山岳修験研究に携わってきた著者による決定版

出羽三山、大峯山、英彦山の三大霊場をはじめ、富士山、死者の魂が赴く立山と恐山、御座の木曽御嶽山、鎖禅定の石鎚山――。個性豊かな山々に恵まれた日本人の精神文化の根底には、山への畏敬の念が息づく。本書は山岳信仰の歴史をたどりつつ、修験道の成立と展開、登拝の民衆化と女人禁制を解説。さらに八つの霊山の信仰と祭祀、神仏分離後の状況までを詳解する。(中央公論社HPより)

 

④  戦国の肥前と龍造寺隆信(宮帯出版社)川副義敦

著者名:川副義敦(著)

出版社名:宮帯出版社

定価:2,750円 (本体2,500円+税)

四六判:360ページ

【“肥前の熊”と呼ばれ、島津・大友に恐れられた猛将・龍造寺隆信の生涯!】

九州の桶狭間-沖田畷の戦いの詳細図や、登場人物の興味深いエピソードを盛り込んで、龍造寺氏の興隆から衰亡までをダイナミックに描く!

戦国時代後期の九州において、三強と称される勢力があった。豊後の大友、薩摩の島津、そして肥前の龍造寺である。このうち、著名なキリシタン大名を輩出した大友氏や、幕末まで続く雄藩を築いた島津と比べて、龍造寺の知名度は低く、書籍等で取り上げられる機会はあまりない。

そんな龍造寺氏の最盛期を現出したのが龍造寺隆信である。隆信は北九州に覇を唱え、「五州二島の太守」と謳われた英傑で、抗争と策謀に明け暮れた。

本書は、龍造寺氏の勃興から筆を起こし、隆信の祖先、特に龍造寺家兼(剛忠)について紙幅を割いている。もちろん隆信本人については、誕生から出家・還俗、相続などの複雑なお家の事情や、近隣勢力との抗争の経緯を詳細に解説している。龍造寺氏に関する基本史書に加え、九州戦国史を読み解く上で貴重な軍記物をも参考にして記述しているのも本書の特色である。佐賀の賢婦人の代表格というべき母・慶誾(けいぎん)や、後に義理の弟となる西京の家臣・鍋島信昌(直茂)など、登場人物の興味深いエピソードが盛り込まれており、彼らの存在をより生き生きと感じ取ることができる。

また“九州の桶狭間”といわれる沖田畷の戦いの詳細図をはじめ、登場人物の肖像画、城跡・古戦場の地図や写真など、図版・史料類がふんだんに盛り込まれているのも本書の特色といえるだろう。(宮帯出版社HPより)

 

⑤  鍋島直茂 (シリーズ・実像に迫る4 戎光祥出版)岩松要輔 (著)黒田基樹 (監修)

著者名:岩松要輔(著)

出版社名:戎光祥出版

定価:1,650円 (本体1,500円+税)

A5判:96ページ

【佐賀の老虎、肥前を制す!】

「龍造寺の仁王門」と呼ばれ、龍造寺隆信の重臣として各地を転戦した青年期。やがて主家に代わって戦国大名としてのし上がり、秀吉にも才を評価された大立者の生涯!(戎光祥出版HPより)

 

吉野ヶ里遺跡から戦国武将まで、佐賀県の歴史に触れる5冊、いかがでしたか?

特別展「さがヲほる―佐賀県発掘成果速報展2023―」は、7月8日~9月3日まで開催です。

  • Twitterにツイートする
  • Facebookにシェアする
  • LINEで送る
  • はてなブックマークに追加