【おすすめ本5選】神奈川県立歴史博物館「関東大震災―原点は100年前―」がもっと楽しめる!
神奈川県立歴史博物館で開催中の特別展「関東大震災―原点は100年前―(2023年7月29日~9月18日)」をもっと楽しめる!
首都圏を襲った未曾有の大災害・関東大震災から今年で100年。甚大な被害を被った都市はどのように復興したのか。
特別展の前後に読みたい5冊を、CUMAGUS編集部が独自にピックアップしてご紹介します!
特別展「関東大震災―原点は100年前―」詳細はこちら
本日ご紹介するのは、こちらの5冊です!
① 神奈川の関東大震災 100年後の視点(えにし書房)鈴木 晶・小川輝光・藤田賀久 編著
② 横浜の名建築をめぐる旅(エクスナレッジ)菅野裕子・恩田陸
③ 関東大震災がつくった東京(中公選書)武村雅之
④ 震災復興はどう引き継がれたか――関東大震災・昭和三陸津波・東日本大震災(藤原書店)北原糸子
⑤ 関東大震災―その実相と歴史的意義 新装版(雄山閣)中島陽一郎
① 神奈川の関東大震災 100年後の視点(えにし書房)鈴木 晶・小川輝光・藤田賀久 編著
著者名:鈴木 晶・小川輝光・藤田賀久(編著)
出版社名: えにし書房
定価:2,200円 (本体2,000円+税)
B5判:180ページ
【関東大震災から100年】
関東大震災100年の節目に、神奈川の高校教員を中心に約20人の執筆者が、地域を歩き、歴史を掘り起こし、考え、未来に向けた「記憶の場」として編まれた1冊。 フィールドワーク、授業実践の参考書に最適!
被害の実態、隠された史実、朝鮮人虐殺に至る経緯などを明らかにし、現在も残る震災の痕跡を多くの地図・写真を交えて紹介。多層的に、足元から、そしてグローバルな視野から、100年前の震災を通して歴史の中の個人という存在に目を向けるための手がかりを示す。(えにし書房HPより)
② 横浜の名建築をめぐる旅(エクスナレッジ)菅野裕子・恩田陸
著者名:菅野裕子・恩田陸(著)
出版社名:エクスナレッジ
定価:1,760円 (本体1,600円+税)
A5判:192ページ
【横浜の名建築を巡る】
赤レンガ倉庫、横浜三塔、ホテルニューグランド、山手の洋館……。歴史を感じさせる華やかな近代建築は、港町・横浜の大きな魅力のひとつ。そんな名建築の数々を美しい写真と解説で楽しむ、街歩きにぴったりのガイドブック。建築好きの小説家、恩田陸によるコラム及び著者との対談も収録。小説に登場する建築物や横浜の街の魅力などを縦横無尽に語り尽くした、恩田ファンも必読の一冊です。
「――横浜自体が、日本の近代の庭という感じがする。文明開化、海外への窓、突き進む時代、変わりゆく暮らし。その過程が場面ごとに綺麗に保存されていて、道ゆく人が時代を辿りながら鑑賞することができる。」(恩田陸)/本文より(エクスナレッジHPより)
③ 関東大震災がつくった東京(中公選書)武村雅之
著者名:武村雅之(著)
出版社名:中央公論新社
定価:1,980円 (本体1,800円+税)
六四判:248ページ
【江戸・東京の地震災害に学ぶ】
関東大震災の被害を拡大させたのは無謀な都市開発だった。江戸、明治大正、そして戦後から現在、東京の拡大と震災の歴史を追う。(中央公論新社HPより)
④ 震災復興はどう引き継がれたか――関東大震災・昭和三陸津波・東日本大震災(藤原書店)北原糸子
著者名:北原糸子(著)
出版社名:藤原書店
定価:5,830円 (本体5,300円+税)
A5判:512ページ
【災害史研究の第一人者による、関東大震災百周年記念出版】
関東大震災(1923年)を、都市計画等のみの視点でなく、避難民・犠牲者・罹災者という“人間”に焦点をあてて描いた『関東大震災の社会史』(2011年刊)を中心に、「近代復興」の系譜を、起点としての関東大震災、それを引き継ぐ昭和三陸津波(1933年)、そして東日本大震災へと辿る、“震災と人間”研究の決定版。(藤原書店HPより)
⑤ 書名 (出版社)著者
著者名:中島陽一郎(著)
出版社名:雄山閣
定価:3,300円 (本体3,000円+税)
A5判:296ページ
【関東大震災から100年 基本文献として読みつがれてきた名著復刻】
本書は関東大震災から半世紀を経た1973年に、当時はまだ埋もれていた膨大な史資料を博捜し貴重な写真・図版約150点とともに紹介。甚大な被害の全体像とその後に及ぼした影響を詳述した大震災研究の基本文献である。
特に第4章「流言・デマと虐殺の実証的研究」と第5章「復活する軍国主義」では、震災直後に発生した悲惨な虐殺事件の真相を克明に探究している。(雄山閣HPより)
関東大震災に触れる5冊、いかがでしたか?
特別展「関東大震災―原点は100年前―」は、7月29日~9月18日まで開催です。