米沢市上杉博物館 記念特別展「上杉景勝と関ヶ原合戦」をもっと楽しめる!おすすめ本5選
米沢市上杉博物館で開催される、上杉景勝没後400年記念特別展「上杉景勝と関ヶ原合戦(前期:2023年4月22日~5月21日)」をもっと楽しめる!
関ヶ原合戦と上杉家、また特別展で展示される上杉家伝来の文化財に詳しくなれる。特別展の前後に読みたい5冊を、CUMAGUS編集部が独自にピックアップしてご紹介します!
豊臣氏から徳川氏へと天下の覇権が移るきっかけの一つとなった、慶長5年(1600)9月の関ヶ原合戦。この抗争の結果、景勝は米沢に転封となり、270年余に及ぶ上杉氏と米沢の歴史が始まりました。
日本史上における大きなターニング・ポイントであり、現在の米沢の礎を築いた上杉景勝。
ゴールデンウィークは米沢で、上杉家の歴史と文化財を満喫してみませんか?
本日ご紹介するのは、こちらの5冊です!
① 「東国の雄」上杉景勝 謙信の後継者、屈すれども滅びず (角川新書) 今福 匡
② 米沢藩 (現代書館 シリーズ藩物語) 小野 榮
③ 上杉謙信・景勝と家中の武装(宮帯出版社)竹村 雅夫
④ NHK 8K 国宝へようこそ 洛中洛外図屛風(NHK出版)NHK「国宝へようこそ」制作班
⑤ 皇室・武将と名刀: 新版・日本刀よもやま話 (雄山閣) 福永酔剣
① 「東国の雄」上杉景勝 謙信の後継者、屈すれども滅びず (角川新書) 今福 匡
https://www.amazon.co.jp/dp/4040823524
著者名:今福 匡(著)
出版社名:KADOKAWA
定価:1,298円 (本体1,180円+税)
新書判:352ページ
【無口? 直江兼続に任せきり? 気鋭の上杉氏研究者による決定的評伝!】
軍神・上杉謙信の甥にして後継者の上杉景勝。義兄と争った「御館の乱」、絶体絶命の危機に陥った織田信長の攻勢、「北の関ヶ原」と敗戦による危機……。かつて東国で覇を競った武田、北条が滅びるなか、上杉だけは生き残りを果たす。戦国大名最後の世代として、戦国、織豊、江戸と時代の転換期を生き抜いた、その六十九年の生涯を描く決定的評伝。
② 米沢藩 (現代書館 シリーズ藩物語) 小野 榮
https://www.amazon.co.jp /dp/4768471048
著者名:小野 榮(著)
出版社名:現代書館
定価: 1,760円 (本体1,600円+税)
A5判:206ページ
【名門「上杉」の米沢藩】
羽州の中藩に減封されても矜持を失わず、藩民に慕われた上杉の治世は現在も生きている。
上杉景勝・直江兼続の時代、会津百二十万石から、関ヶ原の戦いで、米沢に三十万石で移封。しかし嗣子が無く、忠臣蔵で有名な高家筆頭吉良義央の長子を養子に迎え(その斡旋をしたのが、会津藩主保科正之)、お家断絶は免れたが十五万石に減封。しかし家臣を捨てず極度に財政悪化。後に救ったのが上杉鷹山である。
③ 上杉謙信・景勝と家中の武装(宮帯出版社)竹村 雅夫
https://www.amazon.co.jp/dp/4639024312
著者名:竹村雅夫(著)
出版社名:宮帯出版社
定価:5,170円 (本体4,700円+税)
A5変判:426ページ
【上杉氏関係の刀剣・甲冑・武具の集大成】
各地に点在する上杉氏と家臣団の武具・甲冑を網羅。衝撃のカラー写真満載。
カラー写真(裏面等の細部写真を多く含む)700点以上、口絵160頁、上杉神社や個人宅に眠っていた初出資料30点、実戦期(大坂の陣以前)のもの掲載数110点、新視点(着用者の特定を含めた)による詳細解説。
「五虎退吉光」、国宝「景光」、国宝「山鳥毛」「福岡一文字」、重美「唐柏」、「三鈷柄剣」他 掲載。
④ NHK 8K 国宝へようこそ 洛中洛外図屛風(NHK出版)NHK「国宝へようこそ」制作班
https://www.amazon.co.jp /dp/4140818654
著者名:NHK「国宝へようこそ」制作班(著)
出版社名:NHK出版
定価: 4,180円 (本体3,800円+税)
A4判:144ページ
【特別展にて展示の国宝「上杉本洛中洛外図屏風」を高精細画像で!】
1000件を超える国宝の中から名宝中の名宝を選定して美のディテールに迫る8K番組の出版化。
『洛中洛外図屛風』は、若き狩野永徳が描き、上杉家代々の家宝として伝えられてきた「洛中洛外図屛風・上杉本」を取り上げる。クローズアップによって浮かび上がるのは、戦国時代の祇園祭の情景、戦国時代の人たちのさまざまな喜怒哀楽の場面。わずか数センチの画中の人たちが、本書の中で、動き出す。
⑤ 皇室・武将と名刀: 新版・日本刀よもやま話 (雄山閣) 福永酔剣
https://www.amazon.co.jp/dp/4639028903
著者名:福永酔剣(著)
出版社名:雄山閣
定価: 2,640円 (本体2,400円+税)
四六判:246ページ
【特別展にて展示の「姫鶴一文字」ほか、上杉家の名刀に関するエピソード充実】
歴史を彩る名刀ものがたり。皇位継承の証として行われる「剣璽等承継の儀」に用いられる神剣など皇室と刀剣にまつわる話題や、歴史に残る著名武将と名刀に秘められた様々な逸話を、膨大な史料と豊かな学識から明らかにした碩学畢生の名著が、より読みやすくなって復活!
特別展で展示される「姫鶴一文字」ほか、謙信・景勝の愛刀にまつわるエピソードも充実。
上杉家と米沢の歴史を深堀りできる5冊、いかがでしたか?
戦国好き、刀剣ファンには見逃せない記念特別展「上杉景勝と関ヶ原合戦(前期展示)」は、2023年4月22日~5月21日まで開催です。
次のお休みは、ぜひ米沢市上杉博物館へ!