みんなのための博物館観光キューレーションサイト
CUMAGUS

【おすすめ本5選】国立民族学博物館「交感する神と人―ヒンドゥー神像の世界」がもっと楽しめる!

2023/09/20公開
【おすすめ本5選】国立民族学博物館「交感する神と人―ヒンドゥー神像の世界」がもっと楽しめる!

国立民族学博物館で開催予定の特別展「交感する神と人―ヒンドゥー神像の世界(2023年9月14日~12月5日)」をもっと楽しめる!

多神教として知られるヒンドゥー教。その神々の世界と造形に迫ります。

特別展の前後に読みたい5冊を、CUMAGUS編集部が独自にピックアップしてご紹介します!


特別展「交感する神と人―ヒンドゥー神像の世界」詳細はこちら

 

本日ご紹介するのは、こちらの5冊です!

①  インド神話 マハーバーラタの神々(ちくま学芸文庫)上村勝彦

②  AAM AASTHA インドの信仰と仮装―分かち合う神々の姿(青幻舎)シャルル・フレジェ

③  ヒンドゥー教 インドの聖と俗(中公新書)森本達雄

④  バガヴァッド・ギーター ヒンドゥー教の聖典(角川ソフィア文庫)佐藤裕之

⑤  インド神話物語 ラーマーヤナ 上・下(原書房)デーヴァダッタ・パトナーヤク



①  インド神話 マハーバーラタの神々(ちくま学芸文庫)上村勝彦

著者名:上村勝彦(著)

出版社名:筑摩書房

定価:1,320円 (本体1,200円+税)

文庫判:352ページ

【悠久の時間と広大な自然に育まれたインド神話の世界を原典から平易に紹介する。神々と英雄たちが織りなす多彩にして奇想天外な神話の軌跡。】

悠久の時間と広大な自然に育まれたインド神話の世界を原典から平易に再現した紹介書。ヴェーダ聖典中の神々と神話から始まり、大叙事詩『マハーバーラタ』を中心として重要な神話を選び出し、他の伝承と比較することにより、有名なインド神話を可能な限り網羅した。不死の霊水アムリタ(甘露)を手に入れるため、神々と悪魔たちとが協力し、マンダラ山を棒にして大海を攪拌する「乳海攪拌」の神話、雨を降らせるため天女が仙人を誘惑する「一角仙人伝説」、猪・人獅子・朱儒・ラーマ・クリシュナなどに化身して、悪魔と闘うものたちを助ける「ヴィシュヌの十化身」、最も崇拝を集めるクリシュナの偉業に関する伝説などを含む。(HPより)

 

②  AAM AASTHA インドの信仰と仮装―分かち合う神々の姿(青幻舎)シャルル・フレジェ

著者名:シャルル・フレジェ(著)

出版社名:青幻社

定価:4,400円 (本体4,000円+税)

B5判:324ページ

【鮮やかな色彩のヒンドゥーの神々、動物の神や英雄に扮した人々が、踊り、祈りを捧げる。3300万存在するといわれ、無限に創り出される神たち。現代インドに受け継がれる祭りと衣装】

本書では、イマジネーション豊かなインドの信仰のかたちが繰り広げられる。人間も神々も登場する数えきれないほどの物語とキャラクターを生きることで、信仰の心を分かち合う人びと。仮面、頭飾り、衣装、そして装身具をつけた演じ手たちによって、神々、兵士、楽士、野生動物、そして叙事詩の英雄など、その化身たちが鮮やかによみがえる。

世界の伝統と文化にスポットライトを当て続け、国際的に活躍する写真家シャルル・フレジェが、インドの民族文化や宗教儀礼の力強いビジュアル面をたたえた一連のポートレート。(青幻社HPより)

 

③  ヒンドゥー教 インドの聖と俗(中公新書)森本達雄

著者名:森本達雄(著)

出版社名:中論公論新社

定価:1,078円 (本体980円+税)

新書判:416ページ

【ヒンドゥー教とはなにか、多角的に分析する】

弁財天信仰、輪廻転生の思想などヒンドゥー教は、直接に、あるいは仏教を通して、意外にも古くからの日本人の暮らし、日常の信仰、思想に少なからぬ影響を与えてきた。本書は、世界四大宗教の一つでありながら、特定の開祖もなく、核となる聖典もない、いわばとらえどころのない宗教の世界観を日常の風景から丹念に追うことによって、インド社会の構造から、ガンディーの「非暴力」の行動原理までも考察する。(中論公論新社HPより)

 

④  バガヴァッド・ギーター ヒンドゥー教の聖典(角川ソフィア文庫)佐藤裕之


著者名:佐藤裕之(訳)

出版社名:角川

定価:1,034円 (本体940円+税)

文庫判:272ページ

【結果にこだわらず無心でなすべきことをなせば、心には平穏が訪れる】

神と人間のあいだに生まれた主人公アルジュナは、大いなる武勇の持ち主であった。その才は神から弓を授かるほどのものであったが、アルジュナは戦士として生きる決心がつかない。領土問題に端を発した王族の争いに巻き込まれたアルジュナは、盟友クリシュナと共に戦に臨むが、なぜ人々の幸福ではなく不幸のために戦わなければならないのかと煩悶し、戦いを投げ出そうとする。そんなアルジュナに、「戦いは戦士の宿命であり、全うしなければならない。≪無心で成すべきことをなし、その結果に執着しなければ心は平穏になる≫」と語りかけて諭す盟友クリシュナは、実はヴィシュヌ神(インドの最高神の一)の化身だった。クリシュナはアルジュナに神としての本当の姿を見せ、畏敬に伏したアルジュナに神の教えを朗々と説く。その教えを受けたアルジュナは再び立ち上がり、自らの使命を果たそうと、大戦士として決意するのだった――。(角川HPより)

 

⑤  インド神話物語 ラーマーヤナ 上・下(原書房)デーヴァダッタ・パトナーヤク


著者名:デーヴァダッタ・パトナーヤク(著)、沖田瑞穂(監訳)、上京恵(訳)

出版社名:原書房

定価:2,090円 (本体1,900円+税)

四六判:296ページ

【ラーマーヤナ入門書】

『マハーバーラタ』と並ぶインド神話の二大叙事詩『ラーマーヤナ』の物語を再話し、挿絵つきの読みやすい物語に。背景となる神話やインドの文化をコラムで解説。ラーマーヤナ入門として最適の一冊。(原書房HPより)



 

ヒンドゥー教とその神々の世界に触れる5冊、いかがでしたか?

特別展「交感する神と人―ヒンドゥー神像の世界」は、9月14日~12月5日まで開催です。

  • Twitterにツイートする
  • Facebookにシェアする
  • LINEで送る
  • はてなブックマークに追加