【企画展】帆立貝古墳のミステリー ─三珠大塚古墳と甲府盆地の5世紀─

三珠大塚古墳(市川三郷町─旧三珠町)は平成5年に竪穴式石室が発見され、市川三郷町教育委員会や山梨県埋蔵文化財センターなどの調査を経て、平成9年に県指定史跡となりました。出土品には、短甲・挂甲、直刀、鉄鏃、胡簶(やなぐい・ころく)などの軍事的な遺物や、鈴釧・鈴鏡などの祭祀的な遺物が含まれ、これらは県指定文化財となりましたが、その詳細は長らく謎に包まれてきました。近年、市川三郷町教育委員会によってこれらの出土品の再整理が進められており、再整理に伴い墳丘の再発掘や近在する豊富王塚古墳の調査も行われ、新たな知見が蓄積されています。
今回の展示では、甲府盆地で前方後円墳の築造が停止していた時期に築かれた三珠大塚古墳のような帆立貝形の大型古墳群に焦点を当て、三珠大塚古墳群の副葬品を中心にご紹介するとともに、当時の甲府盆地の様子や倭王権との関係、被葬者像について考えます。
また、会期中はギャラリートークやものづくり教室などの関連イベントを開催いたします。ぜひ、本展のご観覧と合わせてご参加ください。
皆様のご来館をお待ちしております。[公式ホームページより]
会期:令和7年4月19日(土曜日)~6月15日(日曜日)
会期中の休館日:毎週月曜日(5月5日は開館)、5月7日(水曜日)
開館時間:午前9時~午後5時(入館の受付は午後4時30分まで)
会場:県立考古博物館・企画展示室
観覧料:無料
ただし、常設展をご覧いただく場合は常設展観覧料が必要です。
常設展観覧料
一般・大学生の方:220円(20名以上の団体は170円)
未就学児、小・中・高校生、65歳以上の方は無料
公式ホームページ:https://www.pref.yamanashi.jp/kouko-hak/exhibit/2025/spring.html
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山梨県立考古博物館
〒400-1508 山梨県甲府市下曽根町923
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