【企画展】論語 for Beginners―『論語』と格闘した江戸時代―
2023/08/10公開
孔子とその弟子たちの言行録『論語』は、現在に至るまで読み継がれている不思議な書物です。我が国における『論語』の読者は、当初は、公家や僧侶などの一部の知識人に限られていました。しかし、江戸時代になると、素読する子どもたちをはじめ、『論語』の読者は爆発的に拡大しました。その軌跡を示すのが、江戸時代に刊行された多様な訓蒙書です。
訓蒙書とは、ビギナーでも理解できるように、様々な工夫がなされた学習参考書のようなものです。これらは江戸時代に多数出版されました。中国・朝鮮ではほとんど見られない、日本独自の『論語』受容のかたちとも考えられます。
本企画展は、これまでにない訓蒙書を特集した展示です。これらを通して、『論語』と格闘した江戸時代の人々の軌跡を一緒にたどりましょう。[公式ホームページより]
会期:令和5(2023)年7月15日(土)~9月18日(月・祝)
会場:國學院大學博物館 企画展示室
入館料:無料
開館時間:10時~18時(最終入館17時30分)
休館日:毎週月曜日(祝日は開館)、8月11日~22日
公式ホームページ:http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2023_rongo.html