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【特別展】はたらく装いのフォークロア

2025/02/21公開
【特別展】はたらく装いのフォークロア

埼玉県立歴史と民俗の博物館では令和7年3月15日(土)から、特別展「はたらく装いのフォークロア」を開催します。


はたらくことは、生きること。四方を海に囲まれ、豊かな山林や肥沃な大地に抱かれた日本では、人びとはさまざまな環境で農耕、狩猟、漁撈などに励んできました。その際に身に着けた衣服や用具からは、はたらくための実用的な工夫やさりげない美意識がうかがえます。


本展では、各地に伝えられてきたはたらく装いから、フォークロア(民間伝承)の知恵を見つめます。



(1)田畑・山・海のはたらく装いが大集合!


仕事着はそれ自体がコレクションとして、または生産用具のコレクションに含まれる形で収集が行われてきました。その中には、次代に受け継ぐべきものとして文化財に指定されたものもあります。本展では、国の重要有形民俗文化財「北武蔵の農具」、「秩父の山村生産用具」、「房総半島の漁撈用具」、「大森及び周辺地域の海苔生産用具」を中心に、約170点の関連資料を紹介します。


 


(2)機能をつきつめたらこの形―意外な仕事着


仕事着には動きやすく汚れにも強いことが求められますが、巨大な下駄、片方しかない手袋、紐のついた板状の皮など、見ただけでは使い方のわからない品々も並びます。海士(あま)が着用したフンドシは最古の仕事着ともいえるでしょう。装いを構成する衣類や用具から、人々がどのようにはたらいてきたかを考えます。


 


(3)実用的な中に垣間見える美意識


仕事着は動きやすく汚れにも強いことが前提ではありますが、無地ではなく絣模様を、単調な刺子ではなく模様に複雑さを、といったように、見た目に対する作り手や使用者のこだわりも光ります。継接ぎ一枚充てるのにも、仕上がりが美しく見えるよう工夫された仕事着の美もお楽しみください。[以上、公式ホームページより]




会期:令和7年3月15日(土)~5月6日(火・振休)


時間:9:00~16:30(観覧受付は16:00まで)


休館日:月曜日(ただし3月24日、5月5日は開館)


会場:埼玉県立歴史と民俗の博物館 特別展示室


観覧料:一般600円、高校生・学生300円

※団体料金(20名以上)は、一般:400円、高校生・学生: 200円。

※常設展観覧料を含む。

※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(付添1名を含む)は無料。

※「ぐるっとパス」で観覧できます。


公式ホームページ:https://saitama-rekimin.spec.ed.jp/tokubetsu_yosooi




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埼玉県立歴史と民俗の博物館 

〒330-0803

さいたま市大宮区高鼻町4-219

TEL: 048(645)8171

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