【おすすめ本5選】東京大学総合研究博物館「骨が語る人の「生と死」 日本列島一万年の記録より」をもっと楽しめる!
東京大学総合研究博物館で開催中の特別展示「骨が語る人の「生と死」 日本列島一万年の記録より」(2023年9月30日~2024年2月22日)」をもっと楽しめる!
遺跡から出土する人骨は、私たちの祖先のルーツやその生活を教えてくれます。東京大学総合研究博物館の展示にあわせて、過去の人類に思いを馳せてみませんか。
特別展の前後に読みたい5冊を、CUMAGUS編集部が独自にピックアップしてご紹介します!
特別展示「骨が語る人の「生と死」 日本列島一万年の記録より」詳細はこちら
本日ご紹介するのは、こちらの5冊です!
① 骨が語る日本人の歴史 (ちくま新書)片山 一道 著
② 新版 日本人になった祖先たち(NHKブックス)篠田 謙一 著
③ 日本人の葬儀(角川ソフィア文庫)新谷尚紀 著
④ 骨から見た日本人 古病理学が語る歴史(講談社学術文庫)鈴木隆雄 著
⑤ 復元イラストでみる! 人類の進化と旧石器・縄文人のくらし(雄山閣)工藤 雄一郎・馬場 悠男・ 石井 礼子 解説
① 骨が語る日本人の歴史 (ちくま新書)片山 一道 著
著者名:片山 一道(著)
出版社名:筑摩書房
定価:902円 (本体860円+税)
新書判:256ページ
【骨考古学が明らかにする日本人の起源】
発掘された古人骨を調べ、当時の人の様子を明らかにする「骨考古学」。その進展によって、日本列島の歴史は大きく書き換えられねばならないことがわかってきた。実は縄文人は南方からやってきたのではない。大陸から渡来した弥生人が縄文人を駆逐したというのも本当ではない。そもそも「弥生人顔」など存在しない―旧来の歴史学に根強く残る誤謬を科学的視点から検証。人々の生身の姿を復原し歴史をひもとく「身体史観」を提唱する。骨考古学の第一人者が、日本人の実像に迫る。(筑摩書房HPより)
② 新版 日本人になった祖先たち(NHKブックス)篠田 謙一 著
著者名:篠田 謙一(著)
出版社名:NHKブックス
定価:1,430円 (本体1,300円+税)
B6判:240ページ
【「弥生人」は日本で生まれた人々だった】
DNA人類学の第一人者が明らかにした衝撃の事実。従来の「縄文人と弥生人の混血で日本人が生まれた」説が覆される! ロングセラーとなった初版に、革命的新技術「核ゲノム分析」による大幅な進歩の成果を惜しみなく盛り込んで、バージョンアップした完全版刊行。日本列島人の多様なルーツが今、明らかに!(NHK出版HPより)
③ 日本人の葬儀(角川ソフィア文庫)新谷尚紀 著
著者名:新谷尚紀(著)
出版社名:KADOKAWA
定価:1,408円 (本体1,280円+税)
文庫判:480ページ
【日本人は葬儀を通じて、いかに死と「あの世」に向き合ってきたのか?】
日本人の「葬儀」はどのような歴史をたってきたのか。各地に伝わる葬送や墓制の実態と意味を検討し、そこに現れる日本人の死生観、他界観、民俗的心性を探る。現代人の終末を考える基礎となる民俗学の名著。(KADOKAWA HPより)
④ 骨から見た日本人 古病理学が語る歴史(講談社学術文庫)鈴木隆雄 著
著者名:鈴木隆雄(著)
出版社名:講談社
定価:1,100円 (本体1,000円+税)
A6判:296ページ
【骨が語るもう一つの歴史】
骨は情報の宝庫である。古病理学は古人骨を研究対象とし、現代の医学で診断し、その個体の病気の経過と症状を明らかにする。骨にあらわれたヒト化の道のり、縄文人の戦闘傷痕と障害者介護、弥生時代以降の結核流行、江戸時代に猖獗をきわめた梅毒と殿様のガン……。発掘された人骨を丹念に調べあげ、過去の社会構造と各時代の与件とを明らかにする。(講談社HPより)
⑤ 復元イラストでみる! 人類の進化と旧石器・縄文人のくらし(雄山閣)工藤 雄一郎・馬場 悠男・ 石井 礼子 解説
著者名:工藤 雄一郎・馬場 悠男・石井 礼子(解説)
出版社名: 雄山閣
定価:2,750円 (本体2,500円+税)
B5判:232ページ
【歴史がリアルによみがえる復元イラストの世界!】
国立科学博物館・国立歴史民俗博物館の展示などで専門家監修のもと細密に描かれた復元イラスト等から、人類の進化の過程や旧石器・縄文時代の歴史風景・くらしの様子をのぞいてみよう!
◎細かなタッチのリアルなイラストで、見るだけで歴史世界へタイムトリップ!
◎細部に注目して解説を読むと、イラストに盛り込まれた人類学や考古学などの研究成果が見えてくる!
◎復元イラストが研究の進展に役立つ理由とは?
復元イラストの魅力がつまった1冊!(雄山閣HPより)
人骨から探る人類史に触れる5冊、いかがでしたか?
特別展示「骨が語る人の「生と死」 日本列島一万年の記録より」は、2023年3月30日~2024年2月22日まで開催です。