【ニュース】人気本『標本バカ』の特集企画が上野の科博でスタート間近! キリン(剥製)も帰ってくる!

2023/04/25公開

明治40(1907)年3月15日に、ドイツから2頭のキリンが、上野の動物園にやってきました。名前はファンジとグレー。飼育環境が未熟だったためもあり、2頭は翌41年の3月に亡くなってしまいます。その後に2頭は剥製にされて、揃ってお隣の帝室博物館で展示されることになりました。
15年後の大正12(1923)年、関東の広範囲にわたって、未曾有の大地震に襲われます……関東大震災ですね。現在の国立科学博物館の前身である、当時は湯島にあった東京博物館も、火災により施設と資料の全てを失ってしまいました。その後、東京博物館は場所を上野に(再び)移して、1931年2月に「東京科学博物館」として再スタートを切りました(1927年頃から仮館がありました)。