みんなのための博物館観光キューレーションサイト
CUMAGUS

福岡市博物館「黒田長政没後400年 黒田侯爵家の名品 知られざる黒田家「家宝」の近代史」をもっと楽しめる!【おすすめ本5選】

2023/11/01公開
福岡市博物館「黒田長政没後400年 黒田侯爵家の名品 知られざる黒田家「家宝」の近代史」をもっと楽しめる!【おすすめ本5選】

福岡市博物館で開催予定の特別展「(2023年9月15日~11月5日)」をもっと楽しめる!

福岡藩初代藩主・黒田長政以来、約260年にわたり筑前国を統治してきた黒田家。長政の没後400年の今年、黒田家福岡藩の歴史に触れてみませんか。

今回の特別展では国宝「圧切長谷部」と「日光一文字」が展示されるほか、同館内の黒田記念室では黒田家ゆかりの名槍「日本号」も見られる!という、刀剣ファンにも注目の特別展。

特別展の前後に読みたい5冊を、CUMAGUS編集部が独自にピックアップしてご紹介します!


 

本日ご紹介するのは、こちらの5冊です!

①  福岡藩 (現代書館:シリーズ藩物語)林洋海

②  黒田孝高 (吉川弘文館:人物叢書 315)中野等

③  黒田官兵衛・長政の野望 もう一つの関ヶ原 (角川選書)渡邊大門

④  鬼神の如く: 黒田叛臣伝 (新潮文庫)葉室麟

⑤  日本の名槍 復刻版(雄山閣)沼田鎌次

 

①  福岡藩(現代書館:シリーズ藩物語)林洋海

著者名:林洋海(著)

出版社名:現代書館

定価:1,760円 (本体1,600円+税)

A5判:208ページ

【福岡藩の家風と歴史】

慶長五年(1600)、関ヶ原の役の戦功によって小早川秀秋が備前国岡山へ移封となった後、中津城主・黒田孝高の嫡男長政が筑前国名島城を居城として立藩した。二代忠之が新参の倉八十太夫を重職に抜擢したことをきっかけに藩政が乱れ、失政を理由とする藩の取り潰しを畏れた筆頭家老の栗山大膳による謀計が、世にいう黒田騒動に至る。幕末は、佐幕派と勤王派の間で藩論が揺れ動いたが、慶応四年(1868)、戊辰戦争には新政府側として参陣し、2300人の藩兵を派遣している。(現代書館HPより)

 

②  黒田孝高(吉川弘文館:人物叢書 315)中野等


著者名:中野等(著)

出版社名:吉川弘文館

定価:2,640円 (本体2,400円+税)

四六判:360ページ

【官兵衛、如水として知られた武将】

通称の官兵衛、如水(じょすい)の号で知られる武将。播磨国に生まれ、毛利攻めをすすめる織田信長に接近し、のちに羽柴(豊臣)秀吉に臣従。九州平定後の豊前を支配し、領国経営に励む。家督を嫡男長政に譲った後も小田原攻めや朝鮮出兵に従軍するなど豊臣政権を支えた。関ヶ原の戦いでは徳川家康に与して九州で独自の戦いを展開。「軍師」とされた実像に迫る。(吉川弘文館HPより)

 

③  黒田官兵衛・長政の野望 もう一つの関ヶ原(角川選書)渡邊大門

著者名:渡邊大門(著)

出版社名: KADOKAWA

定価:1,760円 (本体1,600円+税)

四六判:224ページ

【天下を目指した黒田父子の調略と戦術を全解明!】

関ヶ原合戦。武将たちは、戦いの直前までどの軍に与するのかに苦悩していた。軍師伝説を検証することで明らかになってきた黒田官兵衛・長政の暗躍の事実。関ヶ原合戦に賭けたふたりの知られざる野望に迫る。(KADOKAWA HPより)

 

④  鬼神の如く: 黒田叛臣伝(新潮文庫)葉室麟

著者名:葉室麟(著)

出版社名: 新潮社

定価:781円 (本体710円+税)

文庫判:405ページ

【「わが主君に謀反の疑いあり」。真の忠義と武士の一徹を描く本格歴史長編。司馬遼太郎賞受賞!】

「わが主君に謀反の疑いあり」。筑前黒田藩家老・栗山大膳は、自藩が幕府の大名家取り潰しの標的となったことを悟りながら、あえて主君の黒田忠之を幕府に訴え出た。九州の覇権を求める細川家、海外出兵を目指す将軍家光、そして忠之――。様々な思惑のもと、藩主に疎まれながらも鬼となり幕府と戦う大膳を狙い刺客が押し寄せる。本当の忠義とは何かを描く著者会心の歴史小説。司馬遼太郎賞受賞。(新潮社HPより)

 

⑤  日本の名槍 復刻版(雄山閣)沼田 鎌次

著者名:沼田 鎌次(著)

出版社名: 雄山閣

定価:5,500円 (本体5,000円+税)

B5判:248ページ

【黒田家ゆかりの“日本号”をはじめ、伝存する名物の槍・名槍をすべて網羅】

“酒は飲め飲め飲むならば、日の本一のこの槍を~”の「黒田節」でもおなじみの名槍・日本号をはじめ、豊富な図版によって“武士の表道具”槍の魅力を紹介。

槍づくりに使われる技術や槍の鑑賞のコツ、関連用語など、槍のすべてがわかる!

日本刀関連書はたくさんありますが、槍に関する本は少なく、貴重な1冊です。(CUMAGUS編集部)

 

 

黒田家の歴史に触れる5冊、いかがでしたか?

特別展「黒田長政没後400年 黒田侯爵家の名品 知られざる黒田家「家宝」の近代史」は、9月15日~11月5日まで開催です。



  • Twitterにツイートする
  • Facebookにシェアする
  • LINEで送る
  • はてなブックマークに追加