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【おすすめ本5選】「没後200年 江戸の知の巨星 大田南畝の世界」をもっと楽しめる!

2023/06/13公開
【おすすめ本5選】「没後200年 江戸の知の巨星 大田南畝の世界」をもっと楽しめる!

たばこと塩の博物館で開催されている特別展「没後200年 江戸の知の巨星 大田南畝の世界(2023年4月29日~6月25日)」で大田南畝を通じて、江戸という時代がもっと楽しめる!

今回スポットライトを当てた大田南畝は、有能な幕臣でありながら、戯作者としても一家をなした全方位に才能・異彩を放った人である。

別号に蜀山人、四方赤良、寝惚先生(まだまだたくさん!)など洒落のめした筆名で世相をからかい、漢詩にも造詣が深い、というマルチぶり。

特別展の前後に読みたい5冊を、CUMAGUS編集部が独自にピックアップしてご紹介します!


特別展「歿後200年 江戸の知の巨星 大田南畝の世界」詳細はこちら

 

本日ご紹介するのは、こちらの5冊です!

①  あとより恋の責めくれば 御家人大田南畝 (集英社文庫) 竹田真砂子

②  化物で楽しむ江戸狂歌: ~『狂歌百鬼夜狂』をよむ~(笠間書院)江戸狂歌研究会

③  へんちくりん江戸挿絵本 (インターナショナル新書)小林ふみ子

④  「徳川禁令考」から読み解く江戸庶民の暮らしと文化(雄山閣)廣瀬尚美

⑤  稀代の本屋 蔦屋重三郎 (草思社文庫)増田 晶文

 

①  あとより恋の責めくれば 御家人大田南畝

https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-745039-2

著者名:竹田 真砂子(著)

出版社名:集英社文庫

定価:594円 (本体540円+税)

文庫判:280ページ

【新田次郎文学賞受賞の書下ろし時代小説。さてはて大田南畝の恋の行く末は?】

江戸の天才狂歌師の恋

江戸文学を語る上で欠かすことのできない、天才狂歌師・大田南畝。見染めた相手は遊女だった。狂歌仲間は見かねて恋の手助けをするが…多彩な人物を配し描く恋の顛末。第30回新田次郎文学賞受賞作。(集英社HPより)

 

②  化物で楽しむ江戸狂歌:~『狂歌百鬼夜狂』をよむ~(笠間書院)江戸狂歌研究会


http://shop.kasamashoin.jp/bd/isbn/9784305707420/

著者名:江戸狂歌研究会(編)

出版社名:笠間書院

定価 1,650円(本体1,500円+税)

A5判:264ページ

【百「物語」ならぬ、百「狂歌」に興じ、呑めや歌えや、出たの出ないの、大騒ぎ!】

『狂歌百鬼夜狂』は、天明5年、蔦屋重三郎が企画した狂歌会をもとに刊行されました。

狂歌会には、狂歌ブームの火付け役である四方赤良(大田南畝)をはじめ、16名の狂歌師が集まり、当時人気の素材であった化物をお題に、「百物語」に倣って、百首の狂歌が詠まれました。

本書は、狂歌の基礎知識、各歌の原文・現代語訳・語釈、化物の挿絵を収録。

江戸の化物と狂歌を、楽しみながら知ることの出来る1冊です!(笠間書院HPより)

 

③  へんちくりん江戸挿絵本 (インターナショナル新書)小林ふみ子

http://i-shinsho.shueisha-int.co.jp/kikan/034/

著者名:小林ふみ子(著)

出版社:集英社インターナショナル新書

定価:946円(本体860円+税)

新書判:256ページ

【現代の漫画とみまごうトンデモな発想が江戸時代にあった!】

多彩な出版文化が花開いた江戸。本書で取り上げるのは、それらさまざまなジャンルの本を徹底的にいじり倒したパロディ本である。遊里に遊ぶ神仏、おかしな春画、トンデモ実用書、センス抜群の模様帳、へんてこ妖怪、奇妙な地図……。

黄表紙、滑稽本、狂歌本、春本などにみえる、日本美術の範疇からこぼれ落ち忘れられていた貴重な「へんな和本の挿絵」100点以上を掲載し、その見所を解説する。(集英社HPより)

 

 

④  「徳川禁令考」から読み解く江戸庶民の暮らしと文化(雄山閣)廣瀬尚美

https://www.yuzankaku.co.jp/products/detail.php?product_id=8789

著者名:廣瀬尚美(著)

出版社名:雄山閣

定価:4,400円 (本体4,000円+税)

A5判:284ページ

【江戸一般庶民の暮らしには、どんな規制があったのか?】

江戸時代には、生活や文化全般にわたって、驚くほど数多くの、細かい禁止令が出されていた。

江戸庶民はそれに大人しく従う……なんて、そんな訳がない。江戸時代の法令集「徳川禁令考」から見えてくるのは、あらゆる手段で禁令のグレーゾーンを攻めていく庶民と、何にでも規制をかけたがるお上とのせめぎ合い。現代にも通ずる、江戸庶民の暮らしぶりがいきいきと浮き上がってくる。(CUMAGUS編集部)

 

⑤  稀代の本屋 蔦屋重三郎(草思社文庫)増田 晶文


https://www.soshisha.com/book_search/detail/1_2396.html

著者:増田 晶文(著)

出版社:草思社文庫

定価:1,078円(本体980円+税)

文庫判:488ページ

ISBN:9784794223968

【蔦屋が、本の値打ちを変えてみせます!】

歌麿や写楽を生みだした江戸随一の出版人蔦重。つねに「世をひっくり返す」作品を問いつづけた稀代の男の全生涯を、江戸の粋が息づく文体で描く。書き下ろし時代小説。(草思社HPより)

 

 

大田南畝をきっかけに江戸文化に触れる5冊、いかがでしたか?

特別展「没後200年 江戸の知の巨星 大田南畝の世界」は、4月29日~6月25日まで開催です。

会期終了間近、お見逃しなく!

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