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明大生の推しミュージアム[消防博物館]消防車の活躍は明治時代から???

2024/03/08公開
明大生の推しミュージアム[消防博物館]消防車の活躍は明治時代から???


こんにちは!

明治大学博物館学生広報アンバサダーの川亦壮祐です。

今回は消防の歴史を体験型で学べる博物館を紹介いたします。

消防博物館は、なんと丸ノ内線四谷三丁目駅直結!

改札を出て階段を上がればすぐに博物館入口に到着します。



おすすめポイント1 大正から平成までに活躍した消防車が7台も展示!

駅直結の地下入口から入ってまず目を引くのは、多くの消防車たち!

このフロアには、大正から平成までに活躍した消防自動車が7台も展示されているそうです。

左手にあるはしご車をじっくり眺めながら、奥へ進むと、そこには見たことのないレトロな消防車たちが。。。



いすず車の上には木製の梯子が載っていました。(右側が「いすずメッツはしご自動車」

写真左側のはしご車はメルセデスベンツの車にカールメッツ社の梯子を載せた「ベンツ・メッツ梯子自動車」という消防車で、1955年(昭和30)年から20年間活躍しました。

さらに振り返れば、これまたかっこいいクラッシック消防車が。。。



かっこよすぎるクラッシック消防車①「スタッツ(左側)、マキシム(右側)」



かっこよすぎるクラッシック消防車②「アーレンスフォックス」

2枚目の消防車は「アーレンスフォックス消防ポンプ自動車」と言い、大正13年に輸入された消防車だそう。個人的にイチオシです!!

現代の消防車もスタイリッシュでかっこいいですが、これらのクラッシック消防車たちが街を走っていた時代にも少し憧れます。。。


さらに、階段を上がって1階に行くと、吹き抜け部分には東京消防庁1号機の消防ヘリコプター「ちどり」の実物が展示されています。



東京消防庁1号機の消防ヘリコプター「ちどり」

さらにさらに、5階の屋上には1972年から16年間活躍した「かもめ」が展示されており、コクピットに座ることが出来ます!実際に機体に触れることが出来る場所はなかなかないと思うのでワクワクが止まりせんでした。



実際にコクピットに座ることが出来る消防ヘリコプター「かもめ」



フレームや窓ガラスの薄さに驚き!

ここは消防車好きの子供たち(私も含めて)にとって間違いなく夢のような場所だと思うので、全国の乗り物好きにはぜひ訪れて頂きたいです!


おすすめポイント2 江戸時代から現在に至るまでの消防変遷を体感できる!

この博物館では「消防博物館」という名前の通り、消防史を表す様々な消防装備や資料が展示されています。

階層ごとに時代が分かれているため、変遷を感じながら見学することが出来てとても面白かったです。


まず5階では、消防の始まりとして「江戸の火消」について学ぶことが出来ます。江戸時代は建物を壊して燃え広がりを抑える「破壊消火」が行われていたため、町火消たちが使っていた火消の道具や武家火消装束などが展示されています。

また、実物大のまといも展示されています。(高さ2.4メートル、重さ約22キログラム)



各組のまとい(こちらは実物の1/2のサイズ)

4階では、明治時代から進化を遂げてきた消防の歴史について学ぶことが出来ます。

このフロアで特に印象的だったのは「馬牽き蒸気ポンプ」です!

ポンプ車を馬が牽いていたというだけで驚き。。。

日本初の消防車は1870年にイギリスから輸入した蒸気ポンプだそう!

その後輸入や国内製造によって15台も蒸気ポンプを保有していたそうです。ちなみに、この展示車は1899年に製造された国産車だそうです。



「馬牽き蒸気ポンプ」

さらに近代消防のはじまりとして、消防服や装備の変遷も分かりやすく展示されています。



展示されている消防服(防火衣)です。時代の流れを感じます。

残念ながら、訪問時はリニューアル中で見学することが出来ませんでしたが、3階では現代の消防についてデジタルサイネージなどを通じて体験しながら防災について学ぶことが出来ます。


さいごに

消防博物館では、子どもでもわかりやすい親しみのある展示から、マニア向けの展示、さらには消防の歴史を感じるレトロな消防車両の展示まであり、どの世代の方でも楽しめる内容となっています!


また、映像や音声での解説も多く、堅苦しくない雰囲気なので、博物館に普段訪れない方にもおすすめです!


四谷周辺を訪れた際には、少し足を延ばして江戸時代にタイムスリップしてみてはいかがでしょうか?


追記

消防博物館では、毎日午後1時45分から午後2時15分まで、インストラクターによる、ガイドツアーも行われています。

是非参加してみてはいかがでしょうか。



インフォメーション

消防博物館

住所:東京都新宿区四谷3丁目10番

アクセス:

東京メトロ丸ノ内線 …………「四谷三丁目駅」2番出口

JR中央本線 ………… 「信濃町」駅・「四ツ谷」駅から徒歩各約12分

都営新宿線 …………「曙橋」駅から徒歩約7分

開館時間:午前9時30分~午後5時(最終入館は午後4時30分)(図書資料室は水・金・日の午後1時~午後4時30分)

休館日:毎週月曜日(国民の祝日に当たる場合は開館し、翌日を休館とさせていただきます。9月1日の防災の日、10月1日の都民の日、1月17日の防災とボランティアの日が月曜日にあたる場合は、開館いたします。)、年末年始:12月29日~1月3日、館内整備日

観覧料金:無料

見学所要時間(アンバサダー調べ):30~90分

東京消防庁<防災館・博物館><消防博物館>www.tfd.metro.tokyo.lg.jp


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