【特別展】文永の役750年 Part1 海底に眠るモンゴル襲来―水中考古学の世界―
2024/08/06公開
今年(2024年)はモンゴル帝国が鎌倉時代の日本への侵攻を図った文永の役からちょうど750年目である。日本にとって、モンゴル襲来は白村江の戦い以来となる数百年振りの国際戦争であり、その経験と衝撃は戦闘に参加した竹崎季長による『蒙古襲来絵詞』や博多湾沿岸に残る「元寇防塁」、あるいは各地に残る伝説などの形で伝えられてきた。また、長崎・佐賀県境に位置する伊万里湾には二度目のモンゴル襲来の際、軍船4,400艘に乗った約14万人の元軍が暴風雨に遭って壊滅した「神風伝承」の舞台である鷹島海底遺跡があり、遺跡を管轄する長崎県松浦市では1980年代からその実態を解明することを目的とした水中考古学調査を継続的に実施してきた。この結果、これまでに2艘の元軍船をはじめとする多くの関連遺物を確認するとともに、日本における水中考古学の最先端を行く調査研究手法の確立を図りつつある。
本展ではこれまでの鷹島海底遺跡における水中考古学調査研究について紹介するとともに、モンゴル襲来の歴史的位置付けとその後の影響について今日的な視点から問い直してみたい。[公式ホームページより]
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國學院大學渋谷キャンパス
〒150-8440 東京都渋谷区東4-10-28
会期:令和6年(2024)9月21日(土)~11月24日(日)
会場:國學院大學博物館 企画展示室
開館時間:10時~18時(最終入館17時30分)
休館日:毎週月曜日(祝日は開館)
入館料:無料
公式ホームページ:http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2024_mouko_pt1.html