【特集展】小学校時代の三島由紀夫
2024/02/27公開
三島由紀夫の小学生時代に焦点を当てた展示を行います。
三島由紀夫は、「天才」とか「スーパースター」と言われた作家です。ノーベル文学賞の候補にも複数回挙がりました。そんなとんでもない人間の、小学校時代はどうだったのかを振り返ってみようというのが、この展示です。
三島由紀夫――本名・平岡公威――は、子どもの頃からずば抜けてすぐれていたのかというと、そうでもありません。病気がちで、顔色が青白かったので「シラッコ」と言われからかわれていました。体育は大の苦手。勉強の成績もさほどよくはありません。
公威が通ったのは、学習院初等科でした。戦前の学習院は皇族や華族(貴族)のための学校で、平民(一般人)の公威は、そこで本物の上流階級を知ります。
運動が苦手な公威は、文章を書いたり絵を描いたりするのを好みました。先生にほめてもらおうとして書いた作文「卒業」もあります。いい子ぶる自分を嫌う自意識はまだ出ていません。大人が気に入る文章を書けることに、得意になっていたのでしょう。――子ども時代の資料からいろいろなことが読み取れます。[公式ホームページより]
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山中湖文学の森
三島由紀夫文学館
〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野506-296
会期:2023年8月9日(水)~2024年6月30日(日)
会場:山中湖文学の森 三島由紀夫文学館・展示室内
開館時間:10:00~16:30
入館料:大人500円/高・大学生300円/小・中学生100円
休館日:月・火曜日(祝日の場合はその翌日)
公式ホームページ:https://www.mishimayukio.jp/event/info.php?no=214